チャットボットに乗換案内スキルを実装しよう

このチュートリアルでは、チャットボットに乗換案内スキルを実装します。

このチュートリアルは、「チャットボットを作ろう」が完了していることを前提としています。

乗換案内スキルを実装しよう

乗換案内スキルを担当するボットを作成します。

本チュートリアルでは、乗換案内の結果をGoogleマップで表示していますが、一般公開されている他のAPIと組み合わせることで、チャットボット上で乗換案内の結果を表示することも可能です。

ポイント

乗換案内を行うには、意図解釈エンジンによるスロットフィリングが必要になるため、スキルの実行中はBotSwitcherを使用して本ボットが優先して呼び出されるようにします。

作成手順

  1. ボットエディタにログインし、ボット管理画面で「TransportationBot」という名前のボットを作成します。
  2. オプションのボット設定画面でボット編集の「公開」を「project」に変更します。
  3. 作成したボットに乗換案内スキルを記述したシナリオ(TransportationSkill.aiml)を登録します。
  4. 作成したボットのシナリオをデプロイします。

スキルコントローラに組みこもう

スキルコントローラに、乗換案内スキルを組み込みます。

作業手順

  1. スキルコントローラボットに、乗換案内スキルを持たせるシナリオ(TransportationSkillController.aiml)を登録します。
  2. スキルコントローラボットに、CallBotSwitcher(CallBotSwitcher.aiml)を登録します。
    ※すでに登録済みの場合、この手順は不要です。
  3. 作成したボットのシナリオをデプロイします。

BotSwitcherを実装しよう

複数ボットで構成したチャットボットの制御を行うBotSwitcherを作成します。

ポイント

すでにBotSwitcherを作成済みの場合、この手順は不要です。

作業手順

  1. ボット管理画面で「BotSwitcher」という名前のボットを作成します。
  2. オプションのボット設定画面でボット編集の「公開」を「project」に変更します。
  3. Githubに公開されているBotSwitcherのシナリオをダウンロードし、作成したボットに登録します。
    詳しくはこちらをご覧ください。
  4. 作成したボットのシナリオをデプロイします。

動作を確認しよう

APIコンソール画面で動作を確認します。

作業手順

  1. メニューからコントローラボットのAPIコンソール(1)を選択し、乗換案内のシナリオ(2)を選択してください。
  2. 発話入力欄に「東京駅まで乗換案内してください」を入力し、送信(1)を押下します。
    レスポンスに「出発駅はどちらですか?」が設定されていることを確認します。
  3. 発話入力欄に「横浜駅」を入力し、送信(1)を押下します。
    レスポンスに「横浜駅から東京駅まで乗換案内しますか?」が設定されていることを確認します。
  4. 発話入力欄に「はい」を入力し、送信(1)を押下します。
    レスポンスにGoogleMapの検索結果が含まれていれば成功です。