xAIMLタグ
以下のタグの機能を拡張しました。
<get>
default
属性を追加しました。
<get>
で取得する対象のPredicateに値が設定されていない(undefined
)場合、default
属性で指定した値が取得できるようになります。
これにより、<condition>
や<li>
で行っていた値が設定されているかどうかのチェックが不要になりました。
<sraix>
host
属性、referrer
属性を追加しました。
host
属性を使用することで、外部の自然対話プラットフォームにあるボットとの連携が可能となりました。
referrer
属性はhost
属性が使用されている時のみ適用され、遷移先に情報を渡すかの許可が選択できます。
- ボット間連携に失敗した場合の返却値を変更しました。(
global
|public
|project
)
<sraix>
でボット間連携に失敗した場合に、何が原因で失敗したのかが判別できるようになりました。
存在しないボットにアクセスしようとした場合、BOT_NOTFOUND
を返却するよう変更しました。
また、<sraix>
の許可がされていないボットにアクセスしようとした場合、BOT_FORBIDDEN
を返却するよう変更しました。
BOT_NOTFOUND
の場合、botid
属性に設定した値に誤りがないか確認してください。
BOT_FORBIDDEN
の場合、遷移先のボットの受入れ許可設定が適切な値に設定されているか確認してください。
<ext>
anonymous
属性を追加しました。
外部サービスにbot_id
及びuser_id
を送信しない設定が可能となりました。
これにより、最低限必要な情報のみを送信することが可能となりました。
<log>
<log>
タグを追加しました。
<get>
や<set>
,<condition>
などの前に<log>
を使用することで、その時点でのPredicateの値やPredstoreの値などがログとして残すことができます。
当タグに併せて設計ツールAPIに新設されたログ出力APIを使用することで、期間・ログレベルなどを指定し、希望する情報を取得することができます。
Predstore記法
- Predstore記法を追加しました。
今まではPredstoreの変数は、全てのプロジェクトから参照・書き込みが可能な仕様でした。^[ボットID]_[変数]
:読み書き可能Predicate
@[ボットID]_[変数]
:読込のみ可能Predicate
当バージョンより、読込のみ可・読み書き可のルールが追加されました。
変数の前に^[ボットID]
又は@[ボットID]
を付与しなかった場合、プロジェクト内でのみ読み書き可能となりました。
Predstore関数
- Predstore関数を追加しました。
Predstoreのリスト操作の機能を追加しました。LV.slice2(<インデックス> <長さ>)
:リストのインデックスから長さ分の値を取得する。
LV.shift()
:リストの先頭要素を出力する。また、リストより先頭要素を削除する。
LV.pop()
:リストの終端要素を出力する。また、リストより終端要素を削除する。
LV.unshift(リスト...)
:リストの先頭要素に値を追加し、その結果を出力する。
LV.push(リスト...)
:リストの終端要素に値を追加し、その結果を出力する。
リストの先頭から値を取得、終端から取得することが容易になりました。
設計ツールAPI
以下のAPIの機能を拡張しました。
アカウントセキュリティ
- 有効期限や以前利用したパスワードは利用できない機能を追加しました。
使用したパスワードの有効期限や、一度設定したパスワードを再度利用する場合、一定回数別のパスワードを利用しない限り再設定できない機能を追加しました。
- 初期パスワード機能を変更しました。
アカウント作成時に使用したパスワード(初期パスワード)の状態では各種APIが使用できない仕様に変更となりました。
使用する場合、パスワード変更APIを利用しパスワード変更を行う必要があります。
ファイルアップロード
- ボット関連の設定ファイルを追加しました。
一括アップロード・ダウンロードにボット関連の設定ファイルを追加しました。botattr.properties
:ボット属性ファイル
botconf.properties
:ボット設定ファイル
bot.properties
:ボットプロパティファイル
preddef.properties
:デフォルトPredicateファイル
ボットのデータ移行などをする際、改めてボットプロパティなどを設定する必要がなくなり、Zipの中に含めることで自動的に適用されるようになりました。
ダウンロードも同様に、自動で各種プロパティファイルがダウンロードされます。リソースURL:
/projects/{projectId}/bots/{botId}/archive
ボット
- sraixを設定するリソースURLを変更しました。
旧:/projects/{projectId}/bots/{botId}/configs
新:/projects/{projectId}/bots/{botId}
アカウント管理
eternity
パラメータを追加しました。
アカウント管理APIの登録/更新時にパスワード無期限を指定するeternity
パラメータを追加しました。サーバ管理者以上が設定可能です。
リソースURL:/accounts
CGS
以下のCGSの機能を拡張しました。
CGSとは?
- 揮発性Predicateを追加しました。
外部CGSとの接続時のHTTPステータスコード(200、400など)が取得可能となりました。_ext_[サービス名]_status_code
:HTTPステータスコード
汎用CGS
- リクエストパラメータに
type
オプションを追加しました。
レスポンスのbody
をJSON文字列にするかJSONオブジェクトにするかのtype
オプションを追加しました。
<arg name="type">json</arg>
をリクエストに含めることで、レスポンスパラメータのbody
がJSONオブジェクトに変換され、<predstore>
にsetJsonをすることなく直接<get>
で情報を取得することが可能となりました。
type
を指定しなかった場合は、レスポンスパラメータのbody
にJSON文字列が返却されます。
- レスポンスパラメータの
status
をremote_status
に変更しました。
xAIML上で、汎用CGS ←→ 外部CGS間のHTTPステータスコードが取得できるようになりました。